21世紀健康館-名古屋市天白区の整体・各種ボディケア

株式会社 ヒューマンラボジャパン

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生命 vol.12

   


脳の視床下部という部分がとても重要だ
ということをどこかで耳にしたことはありませんか?

脳の視床下部の働きは、

体温調節
下垂体ホルモンの調節
節食行動や飲水行動・性行動・睡眠といった本能
怒りや不安などの情動行動

のほか、身体の中で一番初めに

ストレスを認識する部分であるということ、
また自律神経を司る部分でもあります。

精神的なものから肉体的なものまで身体がストレス反応を示す全てを
ストレスとくくるのですが、そのストレス過敏な状態が続くと
視床下部の指令系統に誤作動が生じ、
摂食障害や睡眠障害といった病と呼ばれる状態に入りやすくなってしまいます。
失恋による食べすぎもその一例。

本来、人は精神的にも肉体的にもバランスのとれた状態にしようと
日々ベストをつくしているのです

そして、自律神経には『日内リズム』という、
人にとって自然に生活するためのリズムがあるのですが、
現在、不自然な生活が日常化してしまっているために、
この日内リズムに反した生活を送っているのも
自律神経を狂わせやすくしている大きな要因のひとつです。

つい最近、だんな様が睡眠障害で薬を手放せないとの話をお伺いしました。

睡眠障害には大きく3種類、中途覚醒、早期覚醒といった交感神経の過緊張によるものと、
入眠障害という副交感神経の過緊張によるものがあります。
それぞれに原因があり、前者の場合は働きすぎやストレス過多のほか、
薬剤性の交感神経過緊張、後者の場合は、日中の運動不足によるものが多いそうです。

持病のための投薬は仕方がないにせよ、睡眠薬も常用することにより、
睡眠障害を招くこともあるということを知っていることも大切です。

では、どうするか?

入眠障害については、日中の運動量を増やすこと
ゴロゴロせずに意識的に身体を動かすことやお昼寝を少し減らすことで
効果が期待できるそうです。

中途覚醒・早期覚醒については副交感神経を刺激するように、
軽いストレッチや呼吸法やヨガをすることや寝る前にお風呂にゆっくりつかったり、
お白湯さんを飲み、内から体温をあげておくことが有効です。

いずれにせよ、薬に頼りきってしまっては根本解決には至りにくいのです

そして、睡眠という重要な機能を使い、身体を重力から開放し、
脳を休ませることは自分自身の努力
によるもの
だということです。

そして、目をつぶっていても脳は光を感知することが出来てしまうので、
照明をつけての睡眠はよろしくないとのこと
以前、高橋先生のブログにもありましたよね。
光を感知してしまうことにより、睡眠を促すメラトニンの分泌を妨げてしまうとの理由からです。

色んなことがサイエンスとして解明されている今、
意識的に身体や脳といった本来の機能に目を向けやすくなっていることは確かです。
ぜひ、自分自身を労る習慣をつけたいものですね。

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