21世紀健康館-名古屋市天白区の整体・各種ボディケア

株式会社 ヒューマンラボジャパン

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分離症・すべり症について

   

 すべり症とは腰の骨の関節が壊れてしまったり、椎間板の異常などによって骨がずれてしまうことで、形成不全すべり症、分離すべり症、変性すべり症に分けられます。
 形成不全性すべり症は、生まれつき脊椎の発育に問題があるために起こり、比較的若いうちから症状が出てくることがあります。
  分離すべり症は、分離症が原因でずれてしまうものです。分離症は、激しいスポーツなどが原因で腰椎が割れてしまい後ろの部分と前の部分が離れ離れになった状態で、日本人の57%くらいにあると言われています。これにより腰椎の椎体が前にすべってしまうのが分離すべり症です。

変性すべり症は腰椎などの老化によって骨が変形することですべり症になるもので、50代~60代の女性に多いといわれています。

 

症状が出ないことも珍しくありませんが、分離すべり症は慢性的な腰痛や不安定性・下肢痛を来すことが多いです。また変性すべり症も腰痛・下肢痛を来しますが、脊柱管が狭くなるため脊髄や神経を圧迫してしまい、歩行で下肢痛やしびれ感が出現し、休むと楽になる「間欠性跛行」や、ひどい場合には排尿排便障害が出たりします。

 

一般的な治療としては、コルセット装着、疼痛に対して消炎鎮痛薬や筋弛緩薬下肢の神経痛に対しての神経ブロック療法などですが、それで改善しない場合や、脚へのシビレなどが強く出る場合、排尿排便障害が出た場合には手術も考えるようです。

 

分離症・すべり症に対して当院では、分離、すべりを起こしている部位の調整はもちろん、その部位以外の関節の調整や筋肉の柔軟性を取り戻すことで、腰の安定性を高め、症状を改善していきます。分離症は、分離そのものでの痛みと言うより周りの筋肉の緊張等によって痛みが出ますので、それらの筋肉を緩めバランスを良くしていきます。一方すべり症に対しては、周りの関節の調整や筋肉の調整を行い骨がすべりやすい状態を取り除いていきます。すべってしまっている骨に対しては特殊なベッドを用いての施術を行います。また、姿勢指導、運動指導、生活指導等もさせていただきますので、すべり症・分離症と診断を受けた方はぜひ一度ご相談ください。

                   21世紀健康館  鈴木  

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