21世紀健康館-名古屋市天白区の整体・各種ボディケア

株式会社 ヒューマンラボジャパン

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天日干しの季節!

   

秋が深まって冬に近づくにつれて、太平洋側の地方では晴れた日が多くなり、空気が乾燥してきます

収穫した食物を太陽の下で、乾燥した空気にあてる天日干しが古くから行われてきました
その中から代表的なものをいくつかご紹介します

 渋柿を干すと渋味が抜けて甘くなります。
    これは水に溶けて渋味を感じさせるタンニンが
    乾燥させることによって、渋味を感じさせなくするからです。
    柿は古来から日本人に最も親しまれてきた果樹。
    生果、干果(干柿)としては貴重な甘味食品であり、渋は染料、補強材料、漢方薬に、
    ヘタは漢方薬、葉は容器包み物として幅広く利用されてきた。
    ビタミンC・A・食物繊維が豊富で、特に柿の葉茶は成人病の特効薬として注目されています

 もふかした後、天日干しすることにより甘味が増加して、
    寒風にあてると、さらに糖度を増し、干し芋についている白い粉は糖分です。
    飽きのこない自然な甘味、素朴で懐かしい味わいを楽しめるのが干し芋。
        焼き芋などに比べると安価に手に入れられるのも魅力。カロリーほどほど、
        栄養価もまずまずですから、砂糖漬けのお菓子に比べれば非常にヘルシー。
           銅、カリウム、食物繊維、ビタミンB6、炭水化物、パントテン酸、鉄が多く含まれます。
           食物繊維は腸内を掃除して老廃物を体外に押し出し、善玉菌を増やす働きをしてくれます。
           カリウムは余分な塩分を排出し、高血圧や心臓病予防に効果的。

 大根は乾燥させた後、保存食として漬物に。
    『産地の数だけ種類がある』というくらい、凍り大根・割り干し大根・花切り大根・ゆで干し大根・・・
    と切り方も干し方も千差万別。
    精進料理では、スルメにたとえられるほどのうま味の持ち主。
    水に長くひたすと、うま味も栄養もとけだしてしまうので気をつけて
    栄養素損失量は温野菜よりもぬか味噌漬けの方が損失が少なく、さらにビタミンB1は
    生の12倍にアップしています。
    たくあんと食物繊維を組み合わせて摂ると、大腸癌の予防になるそうです
    オススメは大豆の煮物、納豆等の豆類、わかめやひじき等の海藻類。

 傷みやすい生魚もひらいて干物にすれば、
    日持ちもよくなり、アミノ酸が増えてうまみを増します。
    自然であっさりとした味わいがあり、質・量共に、優れたたんぱく質を含んでいます
    干物は風通しと最重要視しており、乾燥した空気が吹き込む冬場の干物が一番美味しい
    されています。     
    身体に必要不可欠でありながら、 自らではほとんど作り出すことの出来ない栄養成分である、
    DHA(ドコサヘキサエン酸)を多量に含んでおり、脳の活性化や血液浄化、ボケ防止などにも
    効果があるようです

先人の知恵ってスゴイですよね~保存性にとどまらず、栄養素までUPさせてしまうなんて
この冬はぜひ、冬の味覚として干したものを頂いてみてください

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