感動した、心に残った本

その中でも、今もう一度じっくり読みたいと思うのは、
小学校高学年で読んだ

　ダニエル・キイス著　「アルジャーノンに花束を」　

ドラマも映画もみてはいないので、原作のみが私の中でのアルジャーノン

30をこえても、幼児程度のＩＱしかないチャーリィが、
ある脳の外科手術を受け、ＩＱ186という大天才に・・・
同じ手術を受けた白ねずみのアルジャーノンだけを心から信頼し、
いつも助けてくれたキニアン先生に恋をする
そして、天才になれば、幸せになれると夢見ていたチャーリィが
体験したことは思わぬことばかり・・・

そんな話だった気がします

何が幸せで、何が幸せでないか・・・
人とは一体なんなのか・・・

12歳の私には、とても衝撃的で、でもなぜかわからないけれど涙がポロポロ

知能があることばかりが賢いことでしょうか

心に血が通わないということは何を意味するのでしょうか

純粋に人の喜ぶ顔を見ていることが幸せだった彼への副作用は代えがたいもの

ただ、愛情という感情をもてたことは唯一素晴らしいことだったのかも・・・

きっと今読めばまた違った印象を受けるのでしょう
人にとっての大切なものは何だろうか、
そんなことに目を向けることのできる一冊です