21世紀健康館-名古屋市天白区の整体・各種ボディケア

株式会社 ヒューマンラボジャパン

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痛みと感情

   

               
                  セントラルペイン

いわゆる中枢の痛み。簡単に言えば脳が作りだす痛み。今日は少し、痛みがどのように脳で処理されていくのか?をお話したいと思います。

痛みが脳に伝達されていくとき大きく3つのルートがあります。

①大脳皮質への伝達    痛みを純粋な痛みとして伝えます

②大脳辺縁系への伝達   様々な感情、情動、記憶を司るところです

③視床下部への伝達    自律神経を支配するところです

このように痛みは一つのルート、一つの領域だけで処理されているのではなく、いろんなルートを辿り、情報が統合されていきます。

一つ注目したいところは、②の大脳辺縁系への痛みのルートです。大脳辺縁系というのは人の感情、情動、記憶を司るところです。喜怒哀楽などの気分や感情はここから発生されています。
となると、痛みがこの領域へ伝わると、不安や怒りなどといった感情や気分、過去の記憶と複雑に結びつき、痛みそのものに+αいろんな感情といったものをトッピングして、それら全てをひっくるめて“痛み”として表出されてきます。

“痛い”と一言で表現されているものの中には実は“痛みの感覚”と“痛みの感情”が隠されています。

複雑で行き場のない感情は、止むを得ず痛みを作りだしてしまいます。その方が脳がパンクしなくてすみますからね。

                            21世紀健康館  竹中

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