21世紀健康館-名古屋市天白区の整体・各種ボディケア

株式会社 ヒューマンラボジャパン

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☆【椎間板ヘルニア】のほとんどは腰痛と無関係!?☆

      2017/12/02

厚生労働省の調査によると
腰痛に苦しむ日本人は人口の4人に1人に当たる
2800万人と推定されているそうです

医学が進歩し続けているにもかかわらず
年々増加傾向にあるそうです

では、なぜ腰痛患者は減らないのか

健康館でも、多くの腰痛患者さんにお話ししていることでもありますが
その謎と大いなる誤解を解いて
分かりやすく説明している記事をみつけましたので
その内容をご紹介します


記事の基になっている著書


医学がまだ発達していなかったころ『頭痛の原因は何だろう
『頭が痛い』のだから、きっと原因は『頭』にあるに違いない…
そう考えたある集落のお医者さんは
『頭の痛い人』の頭を丁寧に調べました

すると、『頭の痛い人』全員に『白髪』があることがわかったそうです

『原因がわかったぞ頭痛の原因は白髪だ

さて、この話を聞いて皆さんはどう思いましたか
『まあ、昔だからあり得るよね』と思う方も多いと思います

【ここからは現代のお話し】
↓↓↓

ある国の整形外科医が『腰痛の原因は何だろうと考え
『腰が痛い』のだから、きっと原因は『腰』にあるに違いない
そこで1980年代に普及したMRIという機器を使って
『腰が痛い人』腰を丁寧に調べました

すると、多くの人の腰の『椎間板』がすり減り
その一部が後ろに飛び出し、神経を圧迫しているように見えました

『見つけたこれが腰痛の原因だ

皆さんも『椎間板ヘルニア』という名前を聞いたことがあると思います
椎間板とは背骨と背骨の間にあるクッションの役目をしている軟骨

この軟骨の一部が脊髄神経を圧迫して、腰や首が痛くなると言われています

しかし、中には疑問に思う医師もいたそうです
なぜなら『椎間板ヘルニア』の患者さんの経過を観察すると
どうやら痛みの程度は日によって、時間によって変化している
痛みを訴える場所も一定ではない
ヘルニアは右や左に動いたりはしない
もちろん、出たり入ったり、引っ込んだりもするはずがない
どう考えても変だ……

それに、これはどなたにも経験が得る思いますが
神経が圧迫されたらどうなるのか
例えば、正座や腕枕に共通するのは
『シビレ』
神経が圧迫されると
『痛くなる』のではなく『シビレ』るはず

疑問を持った医師はこんな実験を思いついた
↓↓↓
『よし、腰が痛くない人の検査をしてみよう

そして、腰が痛くないボランティアを集めMRI検査をしたところ
なんと、76%の人に『椎間板ヘルニア』が見つかったのです

これってどういうことなのだろう


『椎間板ヘルニア』
があっても『腰は痛くない』ということは
『椎間板ヘルニア』『腰痛』は関係がない……
ということではないだろうか

実はこの研究は
1995年に開かれた国際腰椎学会で
腰痛界のノーベル賞とも評される
『ボルボ賞』を受賞した権威あるものです

その後も続々と研究は進み
今や『椎間板ヘルニアが原因』とされる腰痛は
全体の3%程度にすぎないということがわかってきています

えっ 3%……
家族や知人に『ヘルニア』で腰が痛いと言っている人が沢山いるけど……
という方も多いと思います

1995年の研究発表から20年以上経つ現在でも
『椎間板ヘルニア』による『腰痛』と診断されている人が多いようです
また、本やテレビ、インターネットなどでも
『腰痛の原因は椎間板ヘルニア』と紹介されているものが多々あります

そのため、本当の原因でない『ヘルニア』
腰痛の原因だと思い込んでしまっている患者さんが増え続けています

医師から『椎間板ヘルニア』と診断された患者さんは
当然、
常に腰に注意を向け
四六時中腰のことを心配しながら生活する
ことになります
すると、ますます『痛み』に敏感になり
負のスパイラルが永遠に繰り返されることになります


『顔色、悪いよ
人は、だれか3人からこう言われただけで、具合が悪くなるといわれていますこれはノーシーボとよばれる『マイナスの暗示』効果です
わかりやすくいえば、現代の『呪い』とでも言いましょうか


日本の腰痛治療の現場では
患者さんだけではなく
医師も治療家も『呪い』にかかっていることが驚くほど多い

この記事の筆者の方も3度の入院と手術をするほどで
その後、鍼灸師になった筆者の方は、患者さんにこう説明しているそうです
↓↓↓
『ほとんどの椎間板ヘル二アは腰痛と関係がない』

『腰が悪いという思い込みが、腰痛をつくる』

『思い込み』を捨てられた患者さんは
その瞬間に『腰痛』から解放される
『腰痛』がなくなるというよりは
『腰痛』にまつわる不安と心配から解放されることで
痛みが遠のくというとわかりやすいだろうか

子どもの頃に読んだお伽話で
呪いにかかったお姫様を救ったのは、王子様のキスだった
『椎間板ヘルニア』の患者さんにとっての『王子様のキス』とは
科学的根拠といわれる『正しい知識』である

25年前、私にキスをしてくれる"王子様"はいなかった
だから、私は『腰痛』から解放されるまでに時間がかかってしまった

最近は、『王子様のキス』
施してくれる医師や治療家が増えてきています

『椎間板ヘルニア』と診断された痛みで苦しんでいる人は是非
自分が椎間板ヘルニアの『呪い』
かかっているかもしれないという事実に気づいてください
その自覚がなければ
『呪い』を解こうとする発想自体が生まれません

そのことに気づけば
腰痛から抜け出すための大きな一歩
踏み出せたといっても過言ではありません

『呪い』を解く方法(王子様のキス)は確実に存在します
高額な治療費もかからず、リスクも伴わず
誰にでもすぐに始められるものだからです

僕も中学3年生の時にサッカーの試合中に腰を痛め
『椎間板ヘルニア』と診断され
サッカーを続けることはおろか
最悪、日常生活に支障をきたす恐れがあると言われ
29歳で現職を志し学校に入り、人体のことを学び
腰痛の種類や原因など、正しい知識を得るまでは
『椎間板ヘルニアの呪い』にかかっていた一人です

現在は、学校での学びや現場での経験から正しい知識を得て
『椎間板ヘルニアの呪い』から覚め
今ではほとんど腰痛はありません

腰痛で悩んでいる一人でも多くの人が『呪い』から覚めて
活き活きとした生活を送れることを願うばかりです

 

21世紀健康館   ろく

 

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