21世紀健康館-名古屋市天白区の整体・各種ボディケア

株式会社 ヒューマンラボジャパン

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痛みの不思議

   

左腕が痛い・・・その原因が心臓だったりすることは良く聞くことだと思います。初めて聞いた方、突然左肩から腕にかけて痛みやしびれがでたりすることがありましたら、心臓かも!って少しくらいは疑ってくださいね(^_-)実際によくある話なんで。

このように、心臓が問題なのに心臓そのものに痛みを感じずに左の腕、もっというと左腕の皮膚に痛みを感じてしまうことがあります。

この現象を関連痛と言います。特に内臓は痛みをその内臓に出さずに体表の皮膚に痛みを出すことが非常に多いです。腰が痛いと思ったら腎臓の問題だったり、肩甲骨が痛いと思ったら胆のうの問題だったりするように内臓は背中側に痛みを表出するパターンが非常に多い。なぜそのようなことが起こるのかという関連痛のメカニズムは、ものすごく簡単にいうと、痛みの情報を脳へ伝える際に、違う箇所から送られてきた痛みのルートが、あるところで同じルート通って集約されて脳に送られるため、脳が正確にどこからの痛み情報なのかを認識できなくなるのです。いわば、脳の勘違いってやつです。

はい、言いたいことは、痛みの場所と原因構造は一致しないことがある。ということです。

さて、この関連痛という現象。やっかいなことに筋肉の問題でもおこりえるのです。というかめちゃめちゃ多い!!!

例えば、歯茎が痛い!といった場合に真っ先に考えるのが歯の治療!これが普通でしょう!しかし、虫歯も何もなかったら?こんな場合はどーしましょー?
はい、ここで考えなければいけないのが筋肉の問題です。実際にあることなのですが、首や肩の筋肉の過緊張で歯茎に痛みが表出されるケースがあるのです。経験された方もいるでしょう。ひどいと歯茎が腫れちゃったりすることもあります。

他にも例をあげてみましょうか・・・
足が痛い、しびれるといった症状⇒腰の筋肉(腰方形筋など)の過緊張が原因

手の指がしびれる、腕がだるい、痛い⇒首の筋肉(斜角筋など)の過緊張が原因

目が痛い⇒首の筋肉(後頭下筋群)の過緊張が原因

こんな感じで筋肉も、痛みを原因構造と離れた所に出してしまうやっかいな仕組みを持っているのです。


今日も、そんな患者さんが何人かみえた。本人が痛みを訴える所と原因構造が違うため、痛みを訴える場所とは離れた所に対しアプローチさせて頂くため、ん?と一瞬思われるかもしれませんが、ポイントを捉えると普段の痛みを再現するかのようなジワーンといや~な痛みを体感できますから、びっくり&納得していただけます。あとは原因となっている場所が特定されたらそこをうまく弛めてあげるのみ!

こんな感じで、痛みを感じるとこだけいじってても根本解決にならないということです。

痛み、シビレ、感覚マヒ、手が握りにくい、頭痛、めまい、関節痛など。いろーんな症状がありますが、かなりの割合で筋肉が痛みの引き金になっていることって多いんですよ。

小難しいこと書いてしまいましたが、少しでも理解していただけたら幸いです。

さ~意識を変えましょう。視点を変えましょう。世界観を拡げましょう。

問題は、起きている問題のフレームを超え、より高次の思考によっていつのまにかクリアにされてしまっているのです。

                       21世紀健康館 竹中

                        

             
 

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