21世紀健康館-名古屋市天白区の整体・各種ボディケア

株式会社 ヒューマンラボジャパン

*

筋膜について

   

私達が施術中に頻繁に話題に出す「筋膜」。
人の体内には、頭から足の先まで身体の隅々まで途切れることなく膜が張りめぐらされており、筋肉や骨、内臓、脳、血管、神経など身体のあらゆる組織を包み込み、それぞれの組織を繋ぎとめ適正な位置に支え、その効率的な働きを助けています。また私達がからだをスムーズに動かすことができるのも、組織が膜に仕切られスムーズに滑らすことができるからです。場所によって呼び方が変わり、脳や脊髄の周りを覆う場合は「髄膜」、骨も周りは「骨膜」、心臓の周りは「心膜」、腹腔の内膜は「腹膜」と呼ばれ、皮膚の下にあって全身を包み、筋肉群や筋肉の一部を包んでいる層を「筋膜」といいます。例えるなら、全身タイツをイメージしていただけると分かりやすいかと思います。
筋膜はコラーゲン線維であり、固体と液体の中間状態を通常としていますが、日頃の姿勢や歩き方の癖、長時間のデスクワーク、傷やケガ、スポーツなどで過度に偏った姿勢や動作、運動不足などにより筋膜は固く短く萎縮したり、本来別れている筋膜同士、または皮膚と筋膜が癒着したりもします。
筋膜の癒着・萎縮があると
1.カラダの可動域に制限がかかる
2.感受性は敏感になる
3.筋肉が疲れやすくなる、
.代謝(血流)が悪くなる
などの弊害が起こります
無理に動かそうとすると炎症をおこすことも。
 
筋膜は身体全体に繋がっているため、筋膜のある個所に不具合が起こると、全身の筋膜バランスを崩れさせ、やがて身体が歪んできます。
身体の不調は、筋膜に問題があることがとても多く、特に慢性腰痛・肩こりは筋膜との関わりが非常に高いです。
 
薄い膜一枚が全身に影響を及ぼし、痛みの原因になりうるなんて、カラダはホントに不思議ですね。
 
筋膜を自分で緩めるなら緩くて長めのストレッチを行うのが有効です。
痛みがなく、ちょっと伸びているなって感じる状態をしばらくキープします。
それを数回行えば筋膜も緩んでいきます。
ぜひお試しください。
 
 
   21世紀健康館  鈴木

 - Staffブログ