21世紀健康館-名古屋市天白区の整体・各種ボディケア

株式会社 ヒューマンラボジャパン

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サルコべニア肥満

   

「サルコペニア肥満」をご存知ですか?
サルコペニア」とは主に加齢に伴って筋肉が徐々に衰えていくことです。
寝たきりなどで体を動かすことの少ない高齢者の問題として近年、脚光を浴びはじめました。
もともとは高齢者の問題として扱われがちだったサルコペニアですが、
健康な人にも同じような現象は起こり得ます。
例えば、骨折などで足にギプスをはめて治療を行った際、
骨折が治ってギプスを外しても、今までどおりに上手く歩けないといったことを経験した人もいると思います。
筋肉がおとろえるスピードは思った以上に早いのです。

一方肥満に目を向けてみると、太っている人は一般的に体を動かすことが苦手です。
そのため運動不足となり、筋肉量が減ってしまいます。
筋肉量が減るからさらに体を動かすことがおっくうになってしまい、さらに筋肉量が低下する・・、
という負のスパイラル
陥るのです。
この負のスパイラルが、働き盛りの肥満者にも増えていることから「サルコペニア+肥満」で
「サルコペニア肥満」という新しい考え方が生まれました。

「太る→体を動かさない→筋肉が減る→太る」の負のスパイラルをどこかで断ち切るためには、
「筋肉を増やす」または「やせる」の2つしかありません。

食事でできることは、良質なたんぱく質を十分に補給することです。
ただし、たんぱく質が筋肉の材料だからとたんぱく質だけを多く摂っても、
体内で上手く活用することができません。
そのため、たんぱく質以外の栄養素である炭水化物や脂肪、そしてビタミンやミネラルなどの補給も重要です。
最終的にはやはり、たんぱく質が少し多めのバランスのよい食事を腹八分目を心掛けて食べるようにしましょう。

また、筋肉を増やすには、運動も必要になります
人間の体は「必要なものを必要なところに」作ろうとする性質があります。
運動して筋肉を使う活動を増やさなければ
「(筋肉なんて)使わないんだから、作らないよ」ということになってしまいます。
そのため、筋肉量を増やすには運動が必須ということになります。
運動の内容は、はじめからハードな運動を行う必要はありません。
まずは毎朝ラジオ体操をしっかりおこなったり、近所を散歩するとか、TVを見ながらストレッチをするとか、
手近なところから運動習慣をつけましょう。

21世紀健康館  鈴木

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